ひぐらしのなく頃にで百合
- 571 :名無しさん@秘密の花園:2008/08/07(木) 18:49:50 ID:1EhthUFO
- 夕暮れ時。重い買い物袋を両手に下げて店から出る。
冷房が効いていた店内との温度差に思わず溜息が出る。
少し疲れているのかもしれない。ここのところなんだか忙しかったし…。
ふと頭に顔を思い浮かべる。魅ぃちゃんにそっくりだけど全然違う子。
魅ぃちゃんよりも狡賢くて一枚上手で。でもとっても可愛い子。
ぼーっとしながら買い物袋を自転車に無理矢理積む。
この重さじゃのってもふらふらとして倒れるかもしれない。
そう思って歩き始めた。歩くのは嫌いじゃない。色々考えられるから。
オレンジ色に染まった興宮を見渡す。…大した感動はなかった。
ふと、小さな公園のブランコに見知った顔があることに気がついた。
その子はついさっきまで思い浮かべていた、
「詩ぃちゃん?」
「ふぇ?…あ、レナさん。」
どうやら泣いていたらしい。目をごしごしとこすって一呼吸置く。
「…隣、いいかな。」
「ぁ、どうぞです。」
特に慌てた様子もなく返答が帰ってくる。こういうとこは強いんだよなぁ。
でも泣いていた理由も多分だが、わかる。…悟史くんのことだろう。
その辺りは弱いのかな。ちょっと可愛い。
詩ぃちゃんは私からすればとても不思議な子に見える。
同時に彼女は、とても魅力的だった。
強くて弱くて、明るくて暗くて、前向きで後ろ向きで、優しくて怖い。
退屈をしない人間としては私が知っている人の中できっと一番だろう。
魅ぃちゃんも魅力的だけど、また雰囲気が違って見える。
そんな彼女を、いつからだろう。私は、………。
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