【ネギま!】龍宮真名・長瀬楓百合専用スレ2
- 1 :名無しさん@秘密の花園:2007/06/27(水) 20:31:58 ID:vIC48C+J
- ネギま!に登場する龍宮真名と長瀬楓をSSや絵でラブラブニャンヤンさせるスレです。以下注意事項など
・荒らしは徹底無視。反応する人も同罪(スルーこそが最大の反撃でござる)
・基本sage進行(E-mailに半角でsageと入れましょう)
・ネタバレは原則水曜日の0時から(どうしてもと言うならうpろだに挙げましょう)
・龍にん派かにん龍派かで喧嘩しない(萌えられればどちらでもいいじゃないか)
・SSや絵に対しての中傷禁止(指摘は中傷とは別なので素直に受け止めましょう)
・投下前には他の作者と被らないようになるべく投下宣言をしましょう(被ったらやーよ)
・トリップは各作者の自由でつけてください(名前欄で#の後ろに適当な文字を打てば出来ます)
・関連ページなどは>>2を参照
以上を守れない者は問答無用で蜂の巣だ。お姉さんとの約束だ!いいね?
ほのぼの、えっちぃ系、シリアス何でもアリでござるよ。にんにん〜♪
- 821 :『魂の帰還』 ◆9.FjXIn7Ec :2008/07/02(水) 01:22:25 ID:jT3K3mX4
- 「なぁ……楓」
途切れそうな声で、私は楓を呼ぶ。
聞こえる訳がない。ここは異国。楓のいる寮から遠く離れた、朽ちた建物の中。
「私、しくじったよ」
脇腹から流れるのは、大量の血液。
「私、楓に謝らなきゃいけないよ」
かすむ視界。
痛みすらも感じない。
「すぐ帰れるって言ってたのになぁ」
この声は、果たして発せられているのだろうか。
唇も、動いてるかどうかわからない。
「簡単な仕事だって、言ったのにな」
私の相棒は、愛銃は、どこだろう。
「なぁ、楓」
辛うじて動いた右手で、すぐそばにあった銃を探り当てる。
「私、日本に帰るよ」
ゆっくりと、右手を動かす。
仰向けになった私は、右手をずりずりと動かす。
ゆっくりと、ゆっくりと、銃口をこめかみに近づける。
「すぐに、帰るよ」
トリガーに指をかける。
「すぐに……楓に、会いに……」
力を込めた。
「楓」
***
「……ん」
楓は、どこか遠くから聴こえてきた銃声に気付いた。
「真名……?」
窓の外を見る。
満月が、そこにあるだけだった。
「……」
銃声は幻聴だったのか。こんな近くで、彼女の銃から発せられる音が、するはずがない。
楓は、遠い国へと向かった、恋人を思い出していた。
「真名……無事でいるといいでござるな……」
- 822 :『魂の帰還』 ◆9.FjXIn7Ec :2008/07/02(水) 01:24:00 ID:jT3K3mX4
-
***
奇声を発し、翼の生えた魔物が倒れる。
「……私は、貴様に喰わせるほど安い身体じゃないぞ」
力を振り絞り、立ち上がろうとしたが、上手く身体が動かせない。
膝立ちの状態で、壁に片手をつきつつ、少しずつ移動する。
「私はな……帰るんだよ……麻帆良に……」
──帰れるのか?
──いや、帰るんだ!
私は通路を進む。
襲ってくる者は全て排除する。
任務も成功させる。
そして──。
***
「ただいま」
ドアを開けると、そこには笑顔の楓がいた。
両手を広げて、祝福してくれる。
「おかえり、真名」
私は、もう一度言う。
「ただいま、楓」
***
建物のオーナーは、両目を細めて、その場所を見ていた。
朽ちた建物。
魔物の消滅した痕が、あちらこちらに遺される。
そして、通路に消える血痕と、血に塗れた銃が一丁。
銃の持ち主は、龍宮真名という名前である。
日本から来た、スナイパーの少女だった。
彼女は大量の血痕を残して、ここを後にした。
彼女がどうなったのかは、銃だけが知っていた。
- 823 : ◆9.FjXIn7Ec :2008/07/02(水) 01:29:50 ID:jT3K3mX4
- あとがき(?)。
真名一人称→三人称→真名一人称→真名一人称→三人称。
この順番で読んでくれると助かるw
で、最後の真名一人称は、夢か現実か。
それは、読む人に任せる。
愛銃を置いて真名が帰ったのか?
それも、読む人に任せる。
一応、俺の中では……真名は還ったと思う。
タイトルにもあるように、『魂の帰還』をしたと思う。
楓は、真名の帰りをいつまでも待ってると思う。
真名は、楓と一緒にいるよ。ずっと。
なんかこれだけだと暗い気持ちになるので、すっげぇバカな隊長も投下しておくw
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